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1年目
新入社員研修を経て、関西支店に配属
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1年目秋
総務・人事部に異動
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2年目
業務本部に異動
スムーズな商流をつくる、つなぎ役として
いつも冷静に「いまできること」を考える。
工場への生産指示からお客様のもとに納入されるまで、すべてのプロセスを組む――。
私が所属している業務本部の仕事は多岐にわたります。生産拠点である国内の工場(能登、東北)や海外の工場(ベトナム、インドネシア)の設備管理・生産管理、商品を作るための資材の供給、完成した商品を各工場から発送するトラック運送の手配、専門商社を介した海外向けの輸出販売の窓口など、その他にもたくさんの仕事があります。
建築用仮設資材の主力製品3本柱である安全ネット・メッシュシート・付属金物のうち、私の担当は主に安全ネット関連製品です。お客様と直接打ち合わせを行う営業の希望納期を聞き入れ、工場の生産状況に応じて納期を決定する、いわば営業と工場の間に立ち、スムーズな商流をつくるつなぎ役です。実は目に見えない「信頼」をつなぐことも大切な役割です。双方の要望に耳を傾け、互いに納得できる落としどころへ導いて「福田が言うなら、それで進めよう」と言ってもらえるのが理想ですね。そのために大事なのは、私自身が感情的にならず、いつも冷静であること。そして、いまできることは何か、を考えること。「後工程はお客様」をモットーに、周りの人が仕事に取り組みやすい環境をつくり、支えることを心がけています。
もちろん、どんなに計画的に進めても、予定通りに進まないこともあります。2018年は台風被害で神戸港が閉鎖し、繁忙期に海外製品が届かなくなるというトラブルがありました。どうしようもないけれど、何ができるか考えるのが私の仕事です。次善の策として「いつ届けられるか」を確認して各営業拠点へ連絡。お客様の信頼を損なわないように、営業から納期回答ができるようにしました。「うまくいって当たり前」の縁の下の力持ちですが、業務本部がなければ仕事が回らない、という自負がありますし、社内のみんなもちゃんとわかってくれているのが、嬉しいですね。
パートナーとともに「動く業務部門」で
適材適所の一人として成長していきたい。
業務本部の一員になって、気づいたことがあります。お手本にする上司は、本当にマルチタスクで何でもできるのが凄いな、と。生産する製品、工場で働く人、フォークリフトなどの設備や備品、配送するトラック業者の選定や手配、仕入先との打ち合わせや折衝、そのすべてを的確に管理しています。業務本部の仕事は事務職の仕事ですが、実はもの凄く社外ともつながりがあります。頻繁に来社される取引先の方々は、現場の安全を支え命を守る、大切なパートナーと呼べる存在です。彼らと一緒に「動く業務部門」として、いかに自分から動き出せるか、仕事を創り出せるかが、これからの私のテーマです。
実は他にも、入社後に感じた驚きがあります。人の命を守る安全ネットも、その一つ。最初は1本の細い糸なのに、何本も重ねて四角やひし形などのカタチにして網状に編み、用途に適した強度にできあがるんだ、と。
また、街中のあちこちでキョーワの製品群をこれほど目にするとは、想像以上でしたね。とにかくすぐに視界に飛び込んできて、品質だけでなく見栄えもいいから「あ、うちの商品だ!」とひと目でわかる。いつも通勤途中に「あ、あれもだ!」と新しい現場を見つけています。新入社員研修で出荷業務を担当した時には、有名ゼネコンとたくさん取引していると知りました。
さらにもう一つ、各部門にふさわしい人が適材適所で配置されているのも、キョーワのいいところだと実感しています。私もその一人として認められ、業務部門を担う人材になれるように、成長していきたいですね。
SCHEDULE 1日の流れ
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メールを確認
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工場便の積込内容の振分業務
「毎日、能登工場から10トン車が全国の各支店へ安全ネット、メッシュシート、金物を積んで在庫として出荷します。各支店の要望を確認したうえで、何をどこへどれだけ積むのか、を毎朝、振り分けています」 -
工場資材の発注業務
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昼食
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海外工場の生産打ち合わせ
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工場便の配送手配
「毎日同じという仕事はほぼありません。朝から晩まで、その時々に支店から仕事が飛び込んできますし、1日のスケジュール管理が難しいですね」 -
退勤、帰宅
Reason キョーワに決めた理由 |
一つの会社で定年まで働き続けることを最優先に考えていました。そのために業績が安定している企業を探していて、大学のキャリアセンターに紹介されたのが、キョーワです。入社する人のほとんどが建築の知識がないので、みんな同じスタートラインから知識やスキルを習得していける、と説明会で教わったことも、私には魅力に感じました。建設業界は体育会系のタテ社会のイメージでしたが、しっかりと意見を聞いてくれて発言が採用されることも多いですし、いい意味でのギャップでしたね。 |
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Goal これからの目標 |
安全ネット製品だけでなく、商流プロセスの知識が豊富で何でも知っている、頼れる存在になっていくことです。上司からも「若い世代をケアしながら、まとめる存在になって欲しい」と言われています。その期待に応えて、チームワークの先頭に立って旗を掲げ、みんなを引っ張っていけるようになれたら、と。主張を一方的に押しつけるのではなく、まずは相手の言い分を聞いて、それを踏まえて「こうして欲しい」と伝える。そんなキョーワらしさも、しっかりと実践していくつもりです。 |