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1年目
新入社員研修を経て、関西配送センターに配属
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1年目秋
財務・経理部に異動
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2年目秋
大阪支店(現・関西支店)に異動

現場の始動から終わりまで「安全」を守り
「次の現場も、頼むよ」と言われる喜び。
ご提案するのはゼネコンの建築現場の所長、命を救うのは現場で働く職人さんたち――。そのどちらにも役立つことが、営業である私の仕事です。支店の担当者や現場所長にお会いして、安全を守る仮設資材の何をどこに、どれだけ必要かを図面で確認し、費用の見積もりを算出し、契約内容を打ち合わせる。契約後も施工中の現場へ足を運び、予定の工期通りか急な対応が必要かをチェックし、竣工後はレンタル商品を回収し、精算を終える。現場の始動から終わりまでずっと携わるので「自分の現場」という実感がもの凄くあります。
「下前さんと仕事をし始めてから、とても楽になった。次の現場も頼むよ」。そう言われた時は、本当に嬉しかったですね。職人さん一人ひとりが、どうすれば安全を保ちつつ働きやすいか、仮設資材の納品場所をどこにすれば現場の効率が良くなるか。自分なりにいつも気を配っていた姿を、ちゃんと見ていてくれたんだ、と。
取引がない新規のお客様への飛び込み営業もしています。飛び込みと言っても、業界トップシェアの「キョーワ」の名を知らない方はいませんし、主力商品の安全ネットやメッシュシートへの関心は高いですね。現場によっては規格外のサイズが必要になり、特注品をつくることもあります。大阪市内のメインストリート・御堂筋界隈の現場では、見栄えも大切なので景観に配慮したり、PRを兼ねた看板シートを拵えたり。現場の予算やスケジュールを確認し、そのニーズを満たすように自分なりに考え、行動する。シンプルだけど奥が深いのが、キョーワの営業の醍醐味でしょうね。

お客様に育ててもらった大型現場。
現場の声を、新製品開発につなげたい。
最も印象深い「自分の現場」は、9万㎡もある物流センターで、営業担当になって初めての大型現場です。安全ネットの数が多く、規格外サイズの特注品もあるなど、生産の依頼から工場との納期調整、急な追加資材の手配など、すべてを管理し調整するのは大変でしたが、お客様に育ててもらった、と感謝しています。
私のモットーは「職人さんの手を止めることだけは、絶対にしない」。最悪のケースを最初から想定し、時間がかかる仕事ほどその日のうちにやる、と心に決めています。現場の建物が完成すると、キョーワの仮設資材が使われたことはわからなくなりますが、無事に工事を終え、人命に関わる事故を防ぐのに役立っていたことは、誰よりも自分が実感しています。
お客様ごとに社内安全基準が違うので、「こんな商品、あったら助かるな…」という個別のニーズを製品開発につなげることも、営業の大切な役割です。関西支店の営業部では月に1回、新製品開発の検討会を開催しており、四半期ごとに開発・技術部に商品案を提出しています。私が考案したのは、腰の高さにつけて落下を防ぐセーフティーブロックを、人の背丈よりも高い位置に設置できる新製品。落下した時に加速がつきにくく、安全ベルトの圧迫による内臓の損傷リスクを軽減できれば、と。まだ実現には至っていませんが、ただ「命を守る」だけでなく、「より安全に守る」ことにも、想いを至らせていきたいと思っています。開発した新商品を自らの手でお客様に提案し、現場で使われているシーンを見る日が、いまからとても楽しみです。
SCHEDULE 1日の流れ
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メールをチェックし、1日の必要書類をまとめる
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営業の外回りに出発
「近畿2府4県エリアで、担当現場を優先的に回りながら、ゼネコンの支店や新規現場を物件リストに基づいて訪問。多い時は1日に、大阪市内だけで10数件を訪問することもあります。スケジュール管理で、時間をどう使うかを考えるのも、自分の工夫次第です」 -
昼食
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引き続き、営業で外回り
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帰社し業務処理。営業日報や見積書、図面割り付けの依頼
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終業〜退勤、帰宅
キョーワに決めた理由 |
教員免許を取得して教師になるつもりでしたが、教育実習で自分が考える姿と違和感を覚え、就活も始めた時にキョーワの存在を知りました。建設業界の知識もなく、説明会に参加しても正直、最初は「仮設資材?」とイメージが湧きませんでした。でもBtoBのビジネスですし「建物の建設が続く限り、なくならない仕事だ」と、長くキャリアを積み重ねていけると思い、入社を決めました。 |
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これからの目標 |
先輩のように、スーパーゼネコンを担当できるようになりたいですね。建築物件のスケールが大きくなるし、より注目度が高く誰もがその存在を知る「自分の現場」になります。また、それだけ大きい現場にはより多くの人が工事に携わっていて、その命を守ることにもつながりますから。将来はマネジメントを担うことも目指していますが、いまはまだ、現場にバリバリ出ていろんな経験をしたいですね。現場所長や職人さんとも、現場を重ねるごとに親しくなるので、現場へ行くのが毎日、とても楽しいんですよ。 |