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1年目
新入社員研修を経て、総務・人事部に配属
社会保険を担当 -
3〜5年目
新卒採用を担当
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6年目
財務・経理部に異動 受取手形などを担当

「やり方」を覚えるだけでなく
仕事の「考え方」にも想いを至らせる工夫を。
毎月200枚以上ある受取手形を確認していると、会社の動きがわかってくる――。入社6年目に財務・経理部へ異動して2年、それまでとは全く違う仕事でしたね。記入や押印の漏れはないか、手形の期日には余裕があるか、振出人は誰か…。一枚ずつ手形の現物とデータを見比べてチェックしていますが、「ちゃんと合っているだろう」という思い込みは禁物ですし、期日が迫って肝を冷やしたこともありました。手形は会社の資産なので、配属当初は数千万円もの金額を扱うことが、もの凄く怖かったですね。
いまは開発、製造、営業、業務など各部門の社員が仕事を全うした集大成が、この手形一枚に込められている、と感じています。すべての手形をまとめて管理しているので、手形の数や金額を見て会社全体の動きがわかるようになりましたし、仕事の「やり方」を覚えるだけでなく、なぜそうなるのかという「考え方」にも想いが至るようになってきました。手形が現金化されるまでの期間が短縮されてきたことを一覧表にまとめて資産の動きを「見える化」したのも、その一つです。
最近は電子手形などの電子記録債権も増え始め、建設業界も支払いサイトの短縮が加速していますし、支払条件を手形から振込に変える取引先もあります。そうした変化を集約して比較することで、上司や先輩からも「これなら、ひと目でわかる」と工夫を認めてもらえたのは、嬉しかったです。
財務・経理部は私を含め6人で、とても距離感が近いのもいいですね。いつでも「見てくれている」安心感と、「少人数で全社を支えているんだ」という充実感を日々、味わっています。

日々の精算から見えてくる「社員の動き」。
向上心を持って一歩ずつ関係性を深めていきたい
受取手形に加えて、出張旅費や営業車の駐車場代、その他の領収書などのチェックをしています。日当はちゃんと日数分出ているか、交通費は間違っていないか。一つずつ正確にチェックしながら、間違いのないよう、その日のうちに処理することを心がけています。「あ、ここにもお客様がいるんだな」と、社員の頑張りが見えるのが、密かな楽しみであり、自分も頑張ろうと思えます。
実は入社3年目から、新卒採用も担当していました。キョーワの魅力をどう伝えればいいのか、何がわからなくて、何を聞けば安心できたか。数年前の自分の姿を思い出しながら、一方的な押しつけにならず、その人らしさを出して互いにわかり合えるように、と心がけていました。もう一つ、気を付けていたことがあります。事業内容や仕事のやりがい、業界シェアナンバーワンといった魅力だけでなく、リアルな「働く日常」も感じてもらうことです。社会人になって一番大変なことは何か、という学生の質問にも、「毎朝、早起きして会社に行くことです」と答えていました。私の話を聞いて入社してくれた後輩が、全国の拠点で活躍しているのを耳にすると、弟や妹のことのように嬉しいです。
会社と社員の動きが見える財務・経理の仕事も、実は数字を介して「人と関わる仕事」なんだ、といま改めて感じています。私のモットーは「もっとできるように、と向上心を持つ」こと。これからも社員のみなさんと一つずつ一歩ずつ、関係を深めていけたらと思っています。
SCHEDULE 1日の流れ
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メールと1日のスケジュールを確認
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伝票を起票
精算の領収書チェック -
昼食
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受取手形の確認、領収書の発行、取立準備
「受取手形は全社分をまとめて管理し、定期的に訪れる銀行の方に取立に出し、期日到着時の振込まで通常とは異なる流れが生じた時、それが深刻な事態かどうかの判断も、これからもっと精度を高めていきたいですね」 -
精算処理
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翌日以降のスケジュールを確認〜退勤、帰宅
キョーワに決めた理由 |
「こんな人と一緒に働きたいな」と思える先輩に、学内の就職セミナー等を通じて出会えたことです。他のどの会社よりも親身で優しく、一方通行ではなく対話する感じで、「あなたは、どう思いますか」と私の話を聞いてくれました。その雰囲気の良さが社風のあらわれだったと、改めて感じますね。事業内容も最初は詳しく知りませんでしたが、説明会の後、街中を歩いていて「あ、このネットをつくっているんだ」と、とても身近に感じられたことも覚えています。 |
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これからの目標 |
受取手形の取扱い以外にも財務・経理の仕事を任されるようになって、いろんな側面から会社を見てみたいですね。今はまだ分からない担当外の仕事も、先輩の「担当したら、わかるようになるから大丈夫だよ」というエールを支えに、できることを増やしていきたいです。 |